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活性酸素による老化を止めるには

今から50年くらい前ですが、生活習慣病の原因について、アメリカのネブラスカ大学教授D・ハーマン博士は、新しい学説を発表しました。それは「多くの生活習慣病は活性酸素が原因である」というものでした。

この学説は、最近になって多くの生化学者や医学者の賛同を得るようになり、今や半ば常識化してきたといえます。

私たちの体をつくっている60兆個ともいわれる細胞には、それぞれ酸素を利用してエネルギーをつくる、ミトコンドリアと呼ばれる小器官が数多くあります。

ここでは、ブドウ糖などが酸素と反応して燃焼し、私たちの生命活動に欠かせないエネルギーがつくられています。これを発電所にたとえるならば、その際生じる産業廃棄物が「活性酸素」というわけです。エネルギーをつくるときに利用した酸素の2〜4%が、活性酸素として発生します。

そして、活性酸素には「スーパーオキサイドラジカル」「ハイトロキシラジカル」「過酸化水素」「一重頃酸素」の4種類があることも分かってきました。

この活性酸素は、私たちの体の中の脂質を酸化しやすく、脂質は細胞膜を構成する重要な成分ですが、酸化されると過酸化脂質という毒素をもった油に変わります。

この過酸化脂質は活性酸素を誘発し、連鎖的に過酸化脂質をつくっていくという性質をもっていて、まわりじゅうの脂質を次々に過酸化脂質に変えていきます。

老化というのは、このように活性酸素によって細胞が徐々に壊されていった結果、生体機能が低下していく状態を示すものです。

紫外線を浴びると、一重頃酸素という活性酸素が体内に過剰に発生し、過酸化脂質が次々につくり出されますが、私たちの体には、このような現象をくい止める働きが備わっています。抗酸化性の3つの酵素、それを助ける補酵素のミネラルやビタミン、それに植物に多く含まれる抗酸化物質です。

しかし、それらが不足すると、過酸化脂質にタンパク質が結びついて、リポフスチンという老化色素ができます。こうした一連の反応が、私たちの肌にシミとなって刻まれてしまうわけです。

老化色素は、脳や神経、心臓などにできると、老人性痴呆症や神経痛、さらに心臓の不調など、老化や病気の原因になります。

また、活性酸素は、肌のハリを保つタンパク質のコラーゲンを変性させたり、肌のみずみずしさを保つコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸を変性させ、シワの原因になります。

抗酸化性の酵素や補酵素、さらに抗酸化食品の補給は、こうした老化にブレーキをかけることにあるのです。
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