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医薬品のアントシアニン

現在、欧州で使用されているブルーベリーエキスの医薬品を紹介します。

1.テジェンス(Tegens)
1976年イタリアで初めて製造承認されました。1錠中、80mgのアントシアニンを含む。

医者向けの医薬品として、主に血管障害系疾患、眼科領域の疾患治療薬及び予防薬として投薬され、良好な効果をあげています。

2.ディフラレル100(Difrarel 100)
 ドイツ製。1錠中、100mgのアントシアニンに、5mgのβ−カロチンを含みます。

3.アントシン30(Antocin 30)
 イタリア製。1錠中、30mgのアントシアニンを含みます。

4.メモヴィスス(Memovisus)
 液状の薬です。スペイン製。1本中、14mgのアントシアニンに45mgのソルビールを含みます。

アントシアニンは約40年以上前からヨーロッパを中心にし、「眼疾患用剤」あるいは「眼の保健食品」として利用され、その効果が確認されています。

また、極めて長年にわたって人間が摂取してきた食品由来の成分であるアントシアニンは、安全性はもとより医薬品、保健食品としての活用面でも極めて魅力的で、人間に対して予想外の福音をもたらす可能性を秘めているのです。

わが国ではようやくこのブルーベリーに含まれるアントシアニンについて、興味を持たれ始めたところですから、その臨床結果は今後の報告を待つところです。
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